2018年12月31日月曜日

はい

今日は、その日で、
いわゆる修羅場というやつを一部始終撮影をしたし、その場にいたわけですが。

人生いろんなことがありますね。どん底感全開な感じがありますが。
年末やで〜



2018年12月25日火曜日

会社

以前から受けていたNHKの番組を制作している会社から今日返事が来て、
受かったとのことでした。
約1ヶ月待ちましたが、とにかくよかったです。

まぁ今後諸々どうなるか全然読めませんが、ひとまず一ついい結果が来て本当に嬉しいです。
来年は良い年が迎えられることを期待していますが、イバラノミチも覚悟しつつ頑張らないと!
何が起こるかわからないですが、そろそろ安定した仕事を得ないと厳しいです。

2018年12月23日日曜日

写真ワークショップ

この写真ワークショップを発見。
前々からやってみたかった、白黒写真現像楽しみ
https://www.kawasaki-museum.jp/event/14765/

実は、こんな夢を見ました。
久しぶりに家に帰ってみる。友達を家によせている状況。
すると、飼った覚えのない猫が、突然自分にすり寄ってきて、その猫が食料をしまっている棚を開ける、そこから突然20〜30匹の黒い虫が出てくる。そして自分がこの猫たちの飼い主で数日帰っていなかったために、餌をあげていなかったことに気づく。その虫が気持ち悪いので、その蓋を慌てて閉めようとする。猫は突然2匹になっていて、餌を買いに行こうと後ろを向く直前に、戻ってくるまでにあとどのぐらいかかるかを猫が手でジェスチャーして、あと少し英語を話して、私に質問する。私は、約20分で戻ると告げて、餌を買いに外に出た。

https://latte.la/column/81103882

虫がすごく気持ち悪くて、目が覚めてしまった。
それがなんなのか、調べてみた。
こう書かれている。
「基本的に虫の夢は、見ている本人のストレスが抱えきれないほど大きくなっていることが挙げられます。仕事や学校、人間関係、恋愛、家族問題…「もう限界が近いので心身を休めなさい!」という、心のシグナルの現れと言われています。」
ということです。

そうだとしても、どうやって休めばいいのか。

わからない。






2018年12月19日水曜日

もしかしたら韓国

もしかしたら、5月に韓国にレジデンスに行くことになるかもしれないという流れで、
短編映画「Michiko」のシナリオを韓国のソウルバージョンに書き換えてみたら、全く違う内容になっているように見える。
面白い出来事。
オリジナルは、多和田葉子さんの小説「Persona」を元にしているんだけど、それがソウル版に書き換えたことで全く別なシナリオになってしまったような気がする。

行くことに決まるかどうかはわからないが、もし決まればこのロングバージョン(シナリオ)に沿って、全てのシーンを映像化することをやってみようと思う。

できたら意外と面白い展開になるかもしれない。約40分ぐらいの完全なドラマになる予定だ。



作る

制作モードに久しぶりになって、
少し落ち着いています。
なぜだろう

落ち着いている時にやっと制作モードに入れる、ということを忘れていました。
安心感がどこかにないと、何かを作る気にはなれない・・・ですね。

あっという間に年末ですが、全然実感ないです。
時の部屋にいるような感覚が・あ・り・

など


2018年12月16日日曜日

最近考えすぎ

最近考え過ぎでっす、正直。

作品を作るのはずっとやっていきたいけれど、そして次回のアイデアもあるんだけれど、

そろそろ固いお仕事・手に職系を固めないと厳しいと感じているわけですね。

「その手に職系とは?」で、編集・撮影の仕事があるんだけど、
結婚式のフリーランスカメラマンじゃぁ、新しいアパートは貸してもらえないというのが、上京組の厳しいところ。一社受けてみたけれど、社員になるんだったら「あなた結婚式に興味ないでしょ」、の雰囲気にのまれ、だって〜〜、アパート借りれないもん〜なんて口が避けても言えませんでしたが。

就職活動して、どこかの会社に就職しない限り東京には行けないのです。アルバイトには誰も部屋は貸しません。

さて本題、

・NHK関連のプロダクション、
2次面接で、社長に「辞めそう」と言われました。
意外とじっくり私の制作した作品「Michiko」を見て頂いて、
映画とテレビは違うんだよね〜〜と言われましたが、負けずにもちろん反論。
「なんでドイツ行ったの?なぜ帰ってきたの?After Effectどこまでできる?常駐で厚生省行ける?一言で、何がやりたかったかちゃんとプレゼンできないと」などなど、諸々たくさんの質問。

・他うけている、某撮影会社は、もろに映画を撮影しているところです。
某メジャー映画、恐怖ものなど。ポルノではございません。
もし決まったら、セカンド?チーフ?から入るんか?
チーフなんてできるかな。

・他実は、デザイン関係も。地元には職はないので、美大卒でAdobeソフト使える〜というところで、受けてみようか。ハローワークに行きましたら、いろいろな制度があるそうで、まずは挑戦してみては!と優しくフォローされました。ハローワークは職を斡旋する場所。みんな優しい。応援してくれる。

とにかく、どの道に行こうとも、自分の作家主義の作品は制作していきたいと思ってはいます。その根深い一本筋がうまいこと仕事を邪魔せずに、隠しつつちゃんと働けるといいです、
制作は1年ぐらい頑張って一旦忘れた方が多分いいかもしれない。などなど考えていたら、展示のお声がちらほらあって、なんにもないから仕事やる方向だな、となっていたところをまたもや、呼び戻されるこのある意味「地獄」的な感覚があるわけです。

大学教員などという厚かましい願いは、ない方向で、そんな”つて”もございませんし、やはり手に職系をまずは方向をしっかり決めて、しっかりやるしかないのでは〜〜〜、と切実に思うこの頃です。










2018年12月10日月曜日

ドイツに行ってから

ドイツに行ってから、人前で話す訓練をするようになって、
人に話さないことで守っていた自分の核が失われてしまった。

”それ”つまり「根っこ」をどうやって取り戻すか、
それはルールだったり、するわけだけど、

だからその意味で、ドイツでの経験は大きすぎるほど大きかった。

一体自分はどこに向かえばいいのか、
30半ばにして、人生折り返し、いいものを経験させてもらっています。

ありがとう、神様。
そして親に感謝。

2018年12月9日日曜日

die Papierne Brücke

Ruth Beckermann の「die Papierne Brücke」はユダヤ人虐殺の歴史を身近な人々を撮影することで描き出す、そして自分の家族のセルフドキュメンタリーでもある。
https://www.kleinezeitung.at/kultur/kino/5378262/68-Berlinale_BerlinaleGewinnerin-Ruth-Beckermann-kritisiert

Streifen

ロカルノ映画祭オフィシャルセレクション。
7分の学生作品。
すごく詩的で、最後ちょっとCMっぽいけど、わかるなぁ〜この感じ
https://vimeo.com/52192687

2018年12月7日金曜日

Nurith Aviv

Nurith Aviv ディレクターでカメラマンをやっている彼女の撮影がいい

Ruth Beckermannの以下の作品のカメラ
1987: Die papierene Brücke, 1990: Nach Jerusalem, 2001: Homemad

緩やかで落ち着く、彼女のこの映像の質に合うっていうか
https://en.wikipedia.org/wiki/Nurith_Aviv


写真

実は、今写真のアルバイトを始めて、写真家の中野正貴さんのことをよく思い出す。
僕は、大学4年間それから卒業も少し、中野さんの元でバイトしていた、あの時はただストロボを言われた通りに用意すること、そしてレフを持つこと、レンズを変えること、それだけをやっていたように思う。何も考えていなかった。

そして、今思い出してみればいい勉強になっていたように思う。そしてもっとちゃんと見ておけばよかったと後悔している。のだ。

「TOKYO NO BODY」はすごい作品だよな、とそして「東京窓景」もそう。
キューバを撮ったスナップの展覧会の設営に行ったのもたまに思い出すことがある。

写真は面白い。

2018年12月6日木曜日

これ見てみたい気もするけれど、僕にとっての映画はこうじゃない。と思っております。
http://www.polamuseum.or.jp/hiraku_project/07/


2018年12月1日土曜日

Antonia

主役の女性の喜びの愛らしさ、
ロケ場所、様々な小道具、鏡、器、テーブル、服装、
女性とベッド毛布との関係、家族愛や、自然と周りの人間との関係、
音楽の使い方がおしゃれ。
静か。
詩についての映画で、主人公は詩を書いている、様々な場面で、詩と彼女との関係性がテーマになってくる。

2018年11月22日木曜日

Schedel bauer (Wishing Well)

今年のベルリン映画祭ショートで見た短編をもう一度見ました。
この人、ベンラッセルの上映会とか、たまにアナログフィルムの上映会で司会者なんかもやっていた人だと思って、いろいろ頭の中を駆け巡り、そして実は、日本人とのハーフいやダブルっぽいですね。

なんか、実は結構自分の中で突き動かされる何かをこれ見たら感じました。なんかできそうや〜

https://vimeo.com/259389630

2018年11月20日火曜日

ALONE ワンビン Toward Jerusalem ルスベッカーマン

「Toward Jerusalem」ルスベッカーマン
を見た。
ルス・ベッカーマンの作品は、僕は好きです。
落ち着くっていうか、
構成も基本的にはカメラの前の人に話してもらう、シネマヴェリテ的な方向性で
彼女のナレーションが時たま出てくる。
そしてクラシックの曲の選択も好きです。
映像の全体のバランスが心地いいんだと思いました。

「ALONE」 ワンビン
を見た。
・・・・、厳しい生活やで〜〜
寡黙な作品やで〜〜


さて、ルス・ベッカーマンさらに見ていこうと思います。

アメリカ行きたいとか思ったり

瀧口修造作品気になり始めた

2018年11月17日土曜日

シュピルマン

最近、ブレヒトやアドルノを読もうと思って、図書館に行きました。
アドルノの本を手にとって、読んでみたら(「アドルノ音楽・メディア論集』」)、
皮肉っぽい、批評でいやになり、やめて、ブレヒト読もうと思ったけど、
うちの図書館にはいいものがなくて、断念。

その代わりに、シュピルマン(映画「戦場のピアニスト」)の本を発見。
それが楽しい。

シュピルマンは、ベルリン芸術大学で音楽を学んでいます。ドイツ語でSpielenという動詞「弾く」がポーランド語かユダヤ人の言葉でシュピルマンになっているそうです。

あとは、アラーキーの撮影の際の言葉、がなんか楽しいですね、
そこらへんを読んでいます。




2018年11月15日木曜日

とみおか いわき in 福島

福島第一から20kmの富岡町に友達と行ってきました。










2018年11月12日月曜日

今回、東京見たもの

写真美術館

細江英公
宮本隆司 二人の写真家が撮ったものが心に残りました

西澤 諭志さんの個展を拝見

デュシャン展、すごい面白かったです。
時間がなかったので、もう一回行きたいですね。

安喜万佐子展

ヂョン・ヨンドゥ

Tokas Open Studio



2018年11月2日金曜日

Peter Przygodda

ヴェンダースのほとんどの映画の編集をした編集マンPeter Przygodda

の経歴はなんだか僕と少し似ているな、と勝手に思ったり。
このWikiの文章が英語にも日本語にもないのが残念。

Paris, Texas
見直しました。
素晴らしすぎる、これ。

アシスタントディレクター
クレア・デニスだったのか。
カメラアシスタントは、Agnes Godardで
カメラはRobby Müllerと、すごすぎるメンツ。


2018年10月31日水曜日

引っ越し

はい、東京に11月9日以降に引っ越しを検討中です。
そうなるでしょうかぁ〜、東京は、いろいろ渦巻いていますね〜〜、

さて、もう一度なんども一から始めます。
頑張ります、意気込みを忘れずに

Michiko

ベルリン芸術大学の卒制で制作した未完成の短編「Michiko」の続きを韓国で制作しようと思いついて、ベルリンでやったものをアジアで、もう一度制作してみる、みたいなことで、実現できるかわからないけど、面白そう。
https://vimeo.com/278040408

2018年10月22日月曜日

BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW上映

本当に久しぶりの上映会が新宿であります。

ちゃんと参加するのは、なんだかとても懐かしいです、

10/26(金) 18:00〜
『BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW』
上映後トークがある?そうです、。
参加者 
プロデューサー:前田真二郎
制作者:鈴木光さん 大木裕之さん 池田泰教さん 崟利子監督
http://www.ks-cinema.com/information/8416/

だそうです

ドイツにいた時は正直、とても虐げられた日々を送っていたような感覚があり、
それから、人に会うのも控える日々が続いていましたが、僕は日本人で日本の人々はとても優しいです、、、いや、ドイツでは無視だったからそう感じただけかもしれないですね、、でも帰ってきて感覚を研ぎ澄ませていきたいです。昔の感じを取り戻したいです。



2018年10月13日土曜日

夢・欲望

「ブラックスワン」見直しました。

前見た時とは違って、この作品のすごさを感じました。
人間の精神の二面性を演出と編集の妙で見せる。
ナタリーポートマン演じるニナの目まぐるしい複雑な心の動きをちゃんと見てる方が追っていける。彼女の混乱する感情を編集と演出の二面性で制作するすごい臨場感を持った映画。カメラが引きにならないこと、それとセットでニナの表情の作りのうまさがこちらにしっかりと感情を感じさせる。そして、いたるところに巧妙にセッティングされた肌に浮かび上がる鳥肌とたまに出てくる控えめだけど強い陶酔と魅力を感じさせる羽のリアルな演出は、ある部分ではリアルすぎて気持ち悪いがやりすぎないことで、リアルさを保っている。途中で見ながら、本当に手に汗握るじゃないけど、そういう緊張感が途切れることなく持続していく。最後のブラックスワンになった瞬間は、映画的なフィクションとリアル完璧にミックスされて鳥肌が立つほどかっこいい。すごいですよね、この美しさとかっこよさと儚さ、歯がゆさも入り混じるこの感覚。
2010年に公開になった当時、自分も映画館に見に行って、ゾクゾクした覚えがあるけれど、それがさらに蘇って見ていて気持ちよかった。ここへんの感じで制作された作品、他にも見たいな〜、と思っています。
監督はダーレン・アロノフスキー。

実は、2008年公開の『レスラー』も昔、友達の勧めで見ていました。

このレスラーという映画も曲者で、パッケージはB級映画なんだけど、中身は年老いの引退直前のレスラーを描いていて、彼がどうしようもないぐらいプロレスに熱中しているんだけど、歳をとったことでプロレスをやめることができない。痛みや老いに逆らいながらも仕事を続けるが、医者の宣告によって引退を決意。そこから、スーパーで働いて持ち前の凶暴さで同じ従業員を殴ってクビになったり、今まで会ってなかった娘に久しぶりに会っても全然うまくいかず、これまでの自分のどうしようもない気性を呪うしかなかいこの主人公。そんなことが続いて、やはりプロレスラーとして働くことしか自分はできないとそこに戻っていく、というどうしようもなく切ない、プロレスへの愛の映画。

この二つを考えてみると、この監督の作品には一筋の道筋があるようだ。
それは、プロフェッショナルで芸術的な業界、スケートなんかもそうだけど、そこで生まれる夢と美学、そして悩みと周りとの関係性・葛藤、それは、何かにもしかしたら形容できるかもしれない=これを映画、に当てはめてみる、という試み。

そういえば、同監督作品のこの「Requiem For A Dream - Trailer」映画も見ていた。

そして「Pi」 (1998) Official Trailerも。



同監督作品「マザー」も面白そう。



いや、まさか全然考えていなかったけど、この人の映画、とりあえず見ていることになって、面白い。自分が映画に求めているものってそういうものだったりするのかもしれない、と思ったり


そういえば、その美学的な観点のみを競うスポーツの世界、スケートもその一つであるけど、それについての映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」も、この映画は美しいと醜さと貧困を感じる映画でした。

欲望という観点から、作品制作をすることを考えるなら、自分の先生でもあった、ニナ・フィッシャーの映画「Tokyo Star」も子供達が東京・日本でスターを夢見て練習をする姿を描いていく、それが夢・バブル(泡)=人間の持っているいつかは消えてしまう目には見えない欲望=魂を人間の表面を撮影することで見せる映画だったと思う。
http://www.fischerelsani.net/texts/tokyo-star/




2018年10月2日火曜日

戻ってきて

日本に戻ってきて、
良い経験させて頂きました。
今回の編集作業は、世界的に活動するアーティストHe Xiangyuの映像編集です。
決定力とセンスが素敵でした。
こういうプロジェクトにまた関わりたいです。

ところで、何かやりたい何かやりたいとふつふつと思いがつのっています。
気になることがあります。

なんだか大事にしてきたこととか、一体なんであったのか、そんなものなかったような気がして、もっと自由になりたい、と思っています。

それをもう少ししたらやってみようかなと思います。

2018年9月23日日曜日

降り立ちました

今回はお仕事ということでベルリンの街にまた降り立ちました。

いやぁ〜でも、食べ物と汚さ具合にはちょっぴりうんざりしています。
毎度のことですが、ちょっともういいかなと思っていますが、、
まぁそう言わずに、またいつかこれる時がくれば仕事で来たいです。

さて、今日はすごくいい映画を見ました。
ベスト脚本賞をカンヌで取ったこの映画
”Glücklich wie Lazzaro (Offizieller Trailer deutsch)”
泣いてしまいました。

今日は疲れたので寝ます。

2018年9月19日水曜日

そろそろベルリンに発ちますが、
今回はお仕事がちゃんとうまくいくことを願って、
もし可能なら映画もどこかで見たいです。
誰か、会えたら会いたいな、とも一部考えています。

今、

演劇 vs. 映画――ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか | 想田 和弘 


を読んでいます。観察映画「演劇」見たいですね〜
日本に帰ってきたら見ようと思ってます。
楽しみです。

2018年9月15日土曜日

freedom, expansionism, surveillance, sonic warfare, public speech, ghosts, sinkholes, levitation, propagation, orthoptera, raptors, comets, exodus and faith.

来週からベルリン

来週ベルリンに行きます。

またArsenalで映画見れそうで、嬉しいです。
Berlinは正直好きじゃないけど、映画 ・映像は最高です。
https://www.arsenal-berlin.de/kalender/tagesansicht/calendar/2018/september/21.html

2018年9月14日金曜日

Korean Film Archive

韓国にもKorean Film Archiveがあるのに、日本はないのでしょうか。
https://eng.koreafilm.or.kr/cinematheque/screenings

ベルリンはArsenalですよね。

日本は、国立映画アーカイブか。
http://www.nfaj.go.jp/english/

エクスペリメンタル映画/アーティスト系映像上映のフェスは、
韓国には、これでしょうか?
https://ex-is.org/festival-info-1/

2018年9月9日日曜日

『寝ても覚めても』

『寝ても覚めても』(濱口竜介監督)を見てきました。

私の感想は、現代社会の女性の立場について考えさせられました。

この映画の中の一貫して描かれる主人公の女性像は、あまりにも弱すぎる。
その典型的な女性像に、私は少しの残念さと、典型的な日本人男性の女性への視線を想起せざるおえませんでした。

別にドイツ映画と日本映画を比べる必要はありませんが、私が、Babelsberg映画大学で聴講生をしていた時、映画学校の学生が制作した2013年のドイツ映画「Love steak」が映画館で上映されていました。

この映画は、最後に男性と女性のカップルが対等に殴り合いの喧嘩をするんです。
全く女性が強くて、日本からきたばかりの日本人男性である私は、度肝を抜かれてしまいました。

相変わらず、日本における現代映画の中での女性像が変わってないな、というところで、
カンヌで上映されようとも、私は、疑問を自分にぶつけていました。

また、私の個人的な考えとしては、この映画があまりにも「文学的」すぎるところにちょっと違和感を感じていました。それは、小説の映画化である以上避けられない部分でもあると思いますし、監督が文学部出身であることも影響しているのでしょうか。

話かわって、
見に行った理由は、「なみのおと」がすごくよかったからでした。ベルリンの日独センターで見たのを覚えています。見終わった後に、ドイツ人の観客から、「なぜもっと直接的に被災者の意見を映し出さないんだ?」という質問がありましたが、それはすごくドイツ的な考えだなと思ったのを覚えています。「直接・はっきり」が一番いい=ドイツ、だと僕は思っていますが、ある意味では当たっていますが、時時私はそこに、”その遠回しな表現に想像力が掻き立てられることがある”ということもあると思っています。その遠回しが日本人が多いから、欧米人に”日本人はわからない”、と思われてしまうことが多いかもしれません。監督はその質問の答えとして「被災者のことを察して下さい」と答えていました。直接は残酷すぎるということだったのか。この映画に優しさを感じた理由はそれだったのだと思います。








2018年8月31日金曜日

西北西

この映画は面白そうだ。
WEST NORTH WEST
http://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/1920/

ボーダーレスなテーマ、イラン人(イラン人役を演じる)が出てくるのも興味深い、

2018年8月30日木曜日

Amateur

ハルハートリー(Hal Hartley)の映画「Amateur」を見た。

この物語は、記憶を失った男の過去を探る映画ではない。その男の現在を描く映画。

記憶を失った男=トーマスがどんな人間であったか?それは、イザベルの目の前の彼の態度を見ればわかることだ。だからこの映画では、彼の過去が描かれない。ただ、彼が過去に関わっていた人間だけが描写されていく。彼らがどういう風に生きていたのか。どんな人間と関わっていたのか。
最後に、
撃たれてしまったトーマスの過去の彼女=ソフィアを助けるため、修道院へ彼女を運び入れる。そこで、追いかけてきた警察に、このこととは関係のないトーマスは撃たれて死んでしまう。駆け寄るイザベル。警察は彼女に、「この人を知っているか?」と聞く。イザベルは「ええ、この人を知っている。」と答える。この2時間の映画の間に、イザベルと主人公の男=トーマスは出会い、知り合いになり、恋をしたのだ。
自分=観客もトーマスのことを知る一人の人間になった。

面白い映画だった。


「Flirt」という映画も見てみたい。
ニューヨーク、東京、ベルリンが舞台の映画らしい。
面白そう。





2018年8月26日日曜日

private film


この感覚思い出してきた、
Helga Fanderl
http://helgafanderl.com/about/

Narrative filmを勉強したからだろうか、別に僕はそんなに大きなfilmを作る必要なんかない、ということ。


MIRANDA PENNELL


2018年8月23日木曜日

BlacKkKlansman

スパイクリーの新作が、LocarnoとCanneで賞をとったようですが、イタリア人とユダヤ人と黒人が嫌いな黒人男性の話みたいですね、おもしろそう

2018年8月20日月曜日

スパイク・リー

スパイク・リーが人種差別について映画を撮っていることを今なんだか初めてちゃんと認識したような気がする。

それは、ナチのマークをどうやって扱えばいいのかを考え始めたからだ。

ここら辺の映画も昔見たな、そういえば。
『マルコムX』『25時』



2018年8月19日日曜日

9月

今の編集の仕事があり、最終編集をかねてまたベルリンに来ることになるかもしれません〜

数日の滞在になるか、いかないか、どうなるんでしょう。




2018年8月18日土曜日

全てが

同窓会があって、みんな全て先へ人生を進めたようですね。

僕は、それと引き換えに何を求めていたのか、人間たるものの人生を自分はいつも考えていたような気がしたけれど、「何もないのか」なんて考えてしまいました。

そうか、全てをなしにして作品を作るってことをやってきたのか、とふと突き付けられました。

さぁてどこへ向かうことが可能なのか、ここから人生折り返しで考えどころ。

ここにきて、アーティストという言葉が嫌いだったけれど、僕はアーティストそのものになっているのじゃないかとわけのわからないことを思いました。

僕はアーティストになったようです。haha

僕がドイツで残してきたほとんど初めて撮影したアナログフィルム写真です。
https://hikarusuzukiphotos.tumblr.com/

そういえば、8mmフィルムカメラ・映像を20歳の時にバイトして買ったんですが、なんてのを思い出しています。





なんだか

日本に戻ってきたら肩の力が抜けたような気がしました。
それで、突然今experimental film に興味が出てきました。
別にバジェットをかけて作らなくたって映画じゃなくて、作品を作ることで
自由にできる・なるって、何だろう。今それを考えています。

https://www.tate.org.uk/whats-on/tate-modern/exhibitionseries/unilever-series/unilever-series-tacita-dean-film



2018年8月11日土曜日

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

そういえばこの映画すごかった。




イメージフォーラム

金曜日に見たショート、Prantik Basu監督の ‘Sakhisona’ 、面白かったです。
https://iffr.com/en/2017/films/sakhisona

何がよかったか、
劇映画で、ポエティックに点々と言葉のセンテンスが散りばめられ、すごく静かに物語が良いリズムで展開されていきます。カメラのポジショニングも繊細でかなりロケハンやってるな〜と思っていました。別に引きだけじゃなくて、ちゃんとおさえるところおさえつつ撮影するみたいな感じで、
それでこの物語は民話がモチーフになっているらしいですが、それが見ていて全くわからないですが、それをわざわざわからせるための説明的なカットもなくていいですし、それは読めばわかるからなのかもしれませんが、この作家の頭の中にある画を外に出してあげているという感じで、すごく素直で好感を持てました。

Christoph Schlingensiefの作品は、3本見ました。
これは、昔の日本の僕の高校時代なんかのテレビを思い出しました。「ウッチャンナンチャンやるならやらねば」、とか「ダウンタウン」ではないですね、「たけし」かな、のドイツテレビ版ですね。でも、これはテレビというのではなく、Kunstaktionというやつで、芸術パフォーマンスなんですね。これはでも、メディアも絡んでるから、ダダとかそういうのとも違う、これは、演劇ですかね、路上演劇・パフォーマンスでしょうか、の記録映像、そしてそれがテレビ放映してるから、すごいですよね、
この演出家という人々が考えていることと、ペインティングみたいなものから始まるアートとは、「静と動」じゃないけど、そういう違いがありますね、

身体そのものから作る作品と
物を作品とするもの

「静と動」と言えば小瀬村さんの原美術館も見ました。素敵でした。




2018年8月7日火曜日

Christoph Schlingensief イメージフォーラム

Christoph Schlingensiefの作品をイメージフォーラムに明日見に行きます。
彼は、80年代にドイツのZDF=テレビ放送のためにやばい作品を放送しまくるというのをやったみたいですね、その一部がここで今回上映されるらしいです。
全部面白そうですが、

障害者と一緒に作品を作った作品や
S-5 Freakstars 3000

この作品は、黒人に対しての差別をぶちまけるらしいです。
S-7 Foreigners out! SCHLINGENSIEF’s Container

ハンブルクの駅前でジャンキーや娼婦、ホームレスと過ごす一週間を追ったドキュメンタリー作品。
S-6 Friend! Friend! Friend!

いやどうなるでしょうか。楽しみです。

2018年7月25日水曜日

東京

東京着きました、
すごい暑い、びっくり、湿度高し、ですね。

なんだか、すぐにベルリンに戻りたくなっています 笑
ですが、今回は、ちょっと頑張ります。
慣れていこうと思います。

今日は、ゲーテインスティテュートに行きます。

2018年7月16日月曜日

Tokyo Star

Nina Fischer & Maroan el SaniのTokyo Starを見ました。

この作品は、Ninaのドイツテレビ映画アカデミー(DFFB)の監督コースの卒業制作として制作された作品です。中島美嘉や他女の子たち、若い少年たちがアーティスト・歌手になることを夢見て、葛藤する姿がドキュメンタリーとして描かれていきます。

東京の街の持っているこの淡い夢に着目した、ある意味で、とてもロマンティックな作品でした。最後のシーン、トップ歌手になった中島美嘉とプロデューサーとの会話は、メディアを作り上げ操作をする方と、その上で動かされながらトップ歌手になってしまった中島の心境のギャップが垣間見えて、誰しもが10代の頃に夢見るかもしれない大きな力をこの映像は映し出していたように思います。突然すごくノスタルジックになりました。

日本人ではないこの二人が、オリエンタリズムのようなものとは別に、メディア・映像・映画に真っ向から向き合った形での映像・ある意味で瞬間を切り取るテレビ的とも言える作品で、とても感情移入しました。最後にこの作品を本人たちからDVDを借りて見ることができて、よかった。
http://www.fischerelsani.net/film/tokyo-star/

2018年7月14日土曜日

Rundgang UDKオープンハウスですね


2018年7月21日(土曜日)ベルリン芸術大学のナラティブクラスの上映があります。

土曜日, 21.07.2018
18:00〜

# Klasse Narrativer Film
moderiert von Prof. Thomas Arslan und Stefanie Gaus

以下が、学生作品です。オーバーハウゼンに参加していた同級生の2作品とロカルノ映画祭で上映されていた作品が最後です。
どれもいい作品ばかりです。

Routines, Eren Aksu, 17’55
Michiko-Testdreh, Hikaru Suzuki, 12’
Omen - My Baby, Hannah Schiefelbein, 3’
Das Summen der Festplatte, Yannick Spiess, 14’
Die Tage,Yannick Spiess, 20’
Romanisches Cafe, Hazal Kara, 5’
Phantasiesätze, Dane Komljen, 17’



2018年7月11日水曜日

ベルリン芸術大学映画学科トーマスアルスランクラス・マスター卒業しました。

ベルリン芸術大学映画学科トーマスアルスランクラス・マスター卒業しました。
終わった。長いこと時間かかりました。
さて、日本へ帰ります、そろそろ。

2018年7月6日金曜日

ユダヤ映画祭

今日は、ベストドキュメンタリー監督を決める話し合いに参加しました!
ちゃんと参加させてもらったと思っています。3人しかいないので
優しいなみんな。

いい映画が決まりました。2000ユーロもらえるらしいです。
羨ましい!

https://www.jfbb.de/de

2018年7月5日木曜日

ユダヤ映画祭

この映画、ユダヤ人とホロコーストがテーマで笑を誘う・もしくは笑を誘わない映画。
なんというブラックジョークでしょうか。どんなに悲惨なことが起きても人間笑飛ばせるようになるんでしょうか。


2018年7月1日日曜日

編集マンBettina Böhlerとユダヤ映画祭

ユダヤ映画祭でこのドキュメンタリー映画を見ました。
「FOUR PARTS OF A FOLDING SCREEN」
https://www.jfbb.de/de/filme/four-parts-folding-screen

今日は、また、集中講義で、Christian Petzoldの編集マンBettina Böhlerさんの
Transitの映画編集について朝から晩まで。面白い、

フィクションを昼間フルに見て、夜ドキュメンタリーを見るというこの二段構えが
激しく、やはりフィクションとドキュメンタリー全然違うと、すごい実感。

そして明日は私のテスト撮影であります。


2018年6月30日土曜日

Ben Russellの映画とChristian Petzoldの編集マン

Ben Russellの映画を見ました。パフォーマンスつき


Black and White Trypps Number One (6:30, 16mm, B/W, silent, 2005)
Black and White Trypps Number Two (8:00, 16mm, B/W, silent, 2006)
Black and White Trypps Number Three (12:00, 35mm, color, sound, 2007)
Black and White Trypps Number Four (10:30, 16mm, B/W, sound, 2008)
Trypps #5 (Dubai) (3:00, 16mm, silent, 2008)
Trypps #6 (Malobi) (12:00, 16mm, 2009)
Trypps #7 (Badlands) (10:00, Super16mm, 2010)
River Rites (11:30, Super16mm, 2011)
+ Surprise
Black & White Gods (live film and sound performance)


Christian Petzoldの編集マンのBettina Böhlerさんの講義が今日はありました。

盛りだくさん。疲れた。

2018年6月28日木曜日

ユダヤ人のベルリンに移り住んだ人の映画

ユダヤ映画祭の審査に一票できる席をもらいました〜、また映画見放題です。

YOU LOOK SO GERMAN」というドキュメンタリー映画を見ました。
https://www.jfbb.de/de/filme/you-look-so-german

彼女は、ユダヤ人で、ベルリンのマーティングルピウスバウという美術館で監視の仕事をしていた際に、その近くのベルリンの壁の歴史博物館をいつも見るようになって、それから、旅行者にナチや壁の歴史・ユダヤ人の虐殺の歴史を語るガイドになったそうです。そこで壮絶な自分たちの歴史に立ち会った彼女は、このドキュメンタリーを作ることに決めます。ベルリンを舞台に、ユダヤ人が鉄道で輸送された痕跡を辿り、自分の家族にどうその歴史が引き継がれているのか示します、そしてイスラエルに住む友人の元を訪れます。現代的な、今でもまだまだ忘れることができないこと、です。

Q&Aで、
ある女性が、質問しました。壮絶な過去を持つ彼女がこのベルリンに移り住んで長いこと過ごして、家族を持って、どういう感情を現在持っているか?ということ。

答えは、「それが人生で、ただ起きたこと、私はここに二人の息子がいて、ここで生きている。」

そして、他の質問、
「You look German」はどういうことを考えてつけたタイトルですか?

答えは、「アイロニー」です。
かっこいいなと思いました。自分の言いたいことを言っていく。

いいですね。私の母もそう答えるでしょう。

日本人の友人・僕も含めてみんな日本へ帰って行きましたが、残る人だっている。

さて、明日も見に行きます。ドキュメンタリーです。何が待っているのか。
下は、右が招待してもらった、ペトラさん。日本コネクションの時に知り合って、最近ばったり再開し、とても素敵なキュレーターです。
左は、監督です。

2018年6月17日日曜日

Butai

舞台Theater X 見に行ってきました。
実は、Omer Fastのゴドーを待ちながらの撮影でエキストラとして参加して、そこで演じていた役者が、シリア出身の難民で、そこで知り合いになり、そこから、このTheater Xの存在を知ってずっと見に行こうと思っていたのですが、ついにやっとのことで見てきました。

二十代前半のドイツで生まれている、でも他の国からの移民である2世が、ドイツ語のラップで、イスラムや肌の色に関して、自分たちの両親が生まれた国について、歴史的な戦争などを軸にしたラップ。かっこよかったです。自虐なその演出が、

ほとんど観客はドイツ人の若い人たちだと思いますが、かなり受けていました。活気があって、また行ってみたいと思っています。




2018年6月8日金曜日

Cementery of splendor 2

叙事詩

a reflection by oneself.

色が代わる/変化する = 現実世界/他の世界 erhaben (ドイツ語)超越感覚

ミュージックビデオのよう

カットに切り替わりにはっきりとした意味がない

ポストコロニアリズム

アメリカ的なチープでcheesyなモチーフ/ユーモア

フィクションとドキュメンタリーがない➡︎ゴダール「They are」それらが映画
=過去のアピチャッポン映画のショーとしての映画/見せる 事を超えて、何が現実か信じられなくなる。
➡︎二人の死んでいる人が現実の中に紛れ込んでいる。映画中盤。

アイデンティティーの損傷が見える?

ライトは、すごくナチュラルに見えるライトを使っている。部屋の中はそんなに明るいわけない。

ショットは、肩ごしの顔のショットなどの説明的なものがない。引きが多い。






2018年6月6日水曜日

Cementery of splendor

アピチャッポンの「Cementery of splendor」を3回目ですね、見たの

実は僕は全然アピチャッポン見て、何のことやらと、ずっと思っていました。
人に言われて、いいよね、なんて答えていたわけですが、
実はあんまりピンときていなかった、というのが正直なところです。

実は結構そういうのあって、あれいいよねって言われた時に、う〜〜んとかって実はなっている自分がいたりする。

たまに、自分で全然わかってないんじゃないのか?という自問自答をしたりしています。


はいところで、
結構何本か彼の初期作品含めて見ています、


それで、
今回これを見ていたら、すごい高度なことやってるなってことに気づきました。いろいろリアリスティックでナチュラルで気づかないのか、ということ

カットの切り替わりの秒数も絶妙だし、切り方も気持ちいいし、カメラとその中にさりげなく入ってくる物語の構成が何よりすごく詩的で、モチーフのイメージがいいのかな・・・

これ何回も見てみる価値ありですね、
この絶妙な感じ・・・・学ぶところありです。

これはでも、彼がゲイだからか、なんて思ったり・・

ランボーとか全然関係ないけど、マッチョ野郎感が全然ない
僕はランボー何回見たかわからないぐらい見てます、ちなみに




2018年6月4日月曜日

2018年7月23日日本へ・映画

2018年7月23日日本へ帰ります。
今回の帰国は前回とは違って、まぁわりと本気の帰国を考えていますが、また機会があればドイツに来たい〜、ということも思っています。そうじゃないと面白くないですよね。
あと、1ヶ月と19日か。

映画のことを考えると、体制が大きくて、難しいなぁと思うんですが、今はそこに集中して、

でも今のプロジェクトが終わったら小さい自分のプロジェクトをやりたいです。
それまではやり抜くぞ
ですね

2018年6月2日土曜日

Anna May Wong



Anna May Wongは、20世紀始めにアメリカで活躍した女優です。その彼女の初期作品「Großstadtschmetterling. Ballade einer Liebe」を見ました。
この作品は、ベルリン出身の監督Richard Eichbergによって作られました。撮影された場所は、Paris, Nizza, Monte Carlo だそうです。すごいですね、この時代に劇映画撮るって今の時代と比べて100倍大変そうですよね。

そして、
1900年の始めにヨーロッパ・アメリカにアジア人がいたらどういう風に見られるんでしょう。今でこそ当たり前のアジア人の顔ですが、当時は絶対アジア人が通るたびに、不思議な顔で西洋人は見ていたのではないでしょうか。偏見や差別なども考えられますよね。
そこにはすごい興味がわきます。

Eichberg監督のAnnaとの3回目の映画「Der Weg zur Schande (1930) 」は、Annaの初めての音がついた映画です。その中でAnnaは様々な男役と役を演じました。そこでは、彼女は、ドイツ語とフランス語を話して、英語も含めた3言語のバージョンが作られたということです。

1929年に制作されたこの映画、その中で、出演者として唯一のアジア人女性が主役であり、すごく魅力を放っていました。

この映画上映は、ピアノ演奏とガラスや砂などを使って音を奏でる奏者の演奏が一緒になったライブコンサート上映というすごく贅沢な形でした。


さて、中身は、
見世物小屋の紹介役を務める Anna は、ある男につけ狙われて、殺人未遂の容疑にかけられそうになったりして、そこから逃げ出します。ある一人の優しい画家に出会い、しばらく素敵な時間を過ごしますが、突然その凶暴な男に居所を突き止められ、その男のせいで画家のお金を盗んだ容疑をかけられて、一人道バタで売り子をする日々。そんな中、その画家が描いたAnnaの絵画を買った大金持ちが、Annaの元へ訪れて彼女を保護する。その画家を未だに好きでいた彼女は、自分の疑いをいつか晴らしたいと思っている。その時が、社交界のダンスパーティにやってくる。

という素敵でロマンティックなドラマでした。

またタイミングあえば、他の映画もみたい〜


2018年5月23日水曜日

feminism

最近、いつも話題になるような気がするんだけど、
フェミニスム、これは大きなお話ですね、

是枝監督が家族の物語でカンヌで賞をとった裏では、他の監督作品ではこのフェミニスムの映画がカンヌをせめている。と言いたかった、それは、女性が活躍するのを応援しているから、とおせいじにも。
https://womenandhollywood.com/infographic-women-directors-at-cannes-2018-seehernow/

日本人にとってこのこと(フェミニズム)は馴染みが薄い、

それは我が国の文化は、女性の儚さや遠慮、控えめが良しとされる文化であり、それと男性中心主義的世界が一体となっている。

ところが、そんなものはないヨーロッパでは、女性の権利と男性の権利を同等にするために日々頑張る女性たちがたくさん、。例えば、男性の賃金に対する女性の賃金の低さが更にいつも話の種になる。

と、そんな話をすると、私は、個人的にはドイツ人女性は本当に強いと感じる時がたくさんある。

そして彼女たちも男たちと同様に、どれだけ私たちが強いかを競おうとする社会があるように思う。

僕は外人でアジア人だから、そこに外れたところに存在しているのを、また肌に感じるわけだけれど、

いや、ところで、日本での男性中心主義的な社会に対しては、僕も正直ちょっと抵抗感があるように思う。

帰ったら、それを食らうんだろうな・・・なんて

そして、安倍政権しかり、ヨーロッパのデモクラシーと比べると子供の社会であることは否めない。

それは、私たちはディスカッションというものをきっちりと学校では学べない、どう自分自身が考えるのか、

ヨーロッパ人はそれと比べると本当にみんな自分の意見を持っていることが当たり前で、女性であれ男性であれかなり強い。

さて、日本人、いや日本に帰る私、ほっと安心はいいものの、どう付き合っていくべきか。

そして、古い世代の男性の方々とも、ちゃんと付き合えるかどうか、









2018年5月21日月曜日

イタリア映画と

イタリア映画 「Sedotta e abbandonata」を見ました。
昔の映画ですね〜、笑ったけど。
というのは、イタリア人のある少女が処女を奪われ、家族全員で結婚しろとその相手に迫る映画であったからです。現代においてそのテーマはすでに原始と言える。

激しいその撮影手法や、編集はドラマを盛り立てる演出になっていて、それが今私の2018年の現代人として、とても逆に新鮮に映るということがおきました。こういうのを今誰かやってくれないか、なんて思ってしまいますが〜。


全然違うことですが、「alfredo jaar」 友達に言われて少し気になっています。
http://www.alfredojaar.net/

今現在、ちょっと簡単な台本なるものを準備中ですが、うまく行くかどうか、何をやりたいのか、
少し自分に問い詰めて、今なぜか「人種差別」にぶつかったというところにいます。






2018年5月2日水曜日

引っ越し

もう帰るというタイミングで引っ越ししました。
こんな日がくるとは!

歴史的な瞬間でした

2018年4月28日土曜日

Ruth Beckermannの「Homemad(e)」

Ruth Beckermannの「Homemad(e)」 を見てきました。

すごく可愛い・素敵な映画でした。愛があるなぁ〜
自分の家の道沿いのカフェに集まる人々を撮影する映画。
自分の小さなカメラを持って、小さな旅をしようと語る、ベッカーマン。

カフェのオーナー、店員、女店員、このYoutubeの女性は詩人です・宝石をたくさんコレクションしている話、建築家、映画監督、写真家、布屋の夫婦、
布屋の主人は、ユダヤ人で、彼はアウシュビッツから生き残った家族で唯一の人物だと初めの語りで明かされる。彼が10代の頃に、母親も父親もたくさんの兄弟も殺された。

この映画は、でも、ユダヤ人の悲しい過去の話だけの映画ではない。素敵な愛らしい人々のカフェに集まる人々の話です。

明日は、気になっていた別な恋愛の映画を見に行く予定です。

さて、ベルリン生活もあと少し。





2018年4月21日土曜日

Ruth Beckermann特集・ユダヤ人

Ruth Beckermann特集が始まって、さて見るぞと疲れていながら、二本見ました。
彼女は、ユダヤ人です。

「Die papierene Brücke Österreich 1987」
ユダヤ人の人の話を聞き続けるベッカーマン、映画「ショアー」とよく比較されるんだと語っておりましたが、ユダヤ人のうちわのディスカッションを聞けて面白かったです。

「Those Who Go Those Who Stay」2013
普通のドキュメンタリーじゃなく、実験的で現代的な作品。散らかっていて、様々なプライベートな話が出てくる、舞台は、オーストリアとイスラエルですね。

今週はいろいろ目白押しで疲れました、そして突然ベルリンに夏が来て、みんな半袖だったけど、一人で私は風邪を引いています。

明日明後日となんかありで、月曜日に少し休憩です。


Ruth Beckermannが話しておりますが、このBeckermannという名前はどこから来てるのか、ちょっと気になってますね。



2018年4月15日日曜日

Aus der Ferne

僕の現在の教授であるトーマスの「Aus der Ferne」を見ました。
自分で、撮影・声・プロデュースまでやっている唯一のドキュメンタリー。
自分の父親と叔母が生まれた場所や、自分が小さい頃にいた場所をカメラを持って訪れる。様々な場所のドキュメンテーションは、やはり彼のテイストを感じる。
そういえば、過去に音の授業でAus der Ferneで音声を担当した録音技師がきていました。
アテネ・フランセで4月28日(土) 13:20 『彼方より』(Aus der Ferneの日本語訳ですね) (89分)上映されるようです。
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/be/berlin2018.html

さて、来週からアルセナールで今回のベルリン映画祭でドキュメンタリー賞を受賞したRuth Beckermann特集!始まるよ!

私も見にいきます。結構見る予定です。楽しみ〜〜〜

2018年4月8日日曜日

突然思い立って、日本に帰ったら鳥を買おうか、と思い始めました。

ヨウムは、約50年生きるみたいですね、
僕と同じぐらいにその鳥も死ぬ事になるのかと思うと、それがいいかもしれないなどと、
考え始めました。


2018年4月7日土曜日

どこ

center for art and public space - schloss Biesdorf
という郊外のBiesdorf駅にある展覧会に行ってきました。
http://zkr-berlin.de/de/home-de/

furuya seiichiは、どんなことを考えて生きていたんでしょうか。
documentaにも出品していた、Ulrich Wüstも飾ってありましたが、写真撮らず。

気分転換に楽しみました〜、ベルリン生活もあとちょっと、
何だかわからないけれど、今日は全てがどうでもよくなってしまった。
もうどうにかなってしまいたい、またどこか全然人の知らない場所に行きたくなっている。誰もいない、

Tobias Zielony

Seiichi Furuya

Pierre-Jean Giloux

 Clemens von Wedemeyer





2018年3月31日土曜日

The Florida Project

Sean Baker監督の映画「The Florida Project」を見てきました。

今年のベルリン映画祭で、そういえば、ウィレム・デフォー特集が行われて、10本ぐらい彼が関わった映画が上映されていました、

彼のみがこの映画「The Florida Project」で一番有名な役者で、他は全然知らないというどうでもいい記事をそのあと読んで帰宅しました。

物語のくだりはこんな感じです、
若い母親の"ハーレイ"と娘は、安ホテルでその日暮らしの生活をしている。ウィレム・デフォーは管理人を演じている。このホテルに住む住人たちはみんな低所得者で、他にもハーレイと同じように子供を持つ母親が何人かいる。面白いのは、このホテルは、アパートとホテルの間みたいな設定になっていること。

彼女たちは、最初は楽しく日々を過ごしていて、子供達もやんちゃな母親達と同じように、ハチャメチャな遊びを繰り返している。カメラは、その子供達と数人の母親達を追うことによって、その場所の格差や廃墟になってしまったストリートの一角が描き出される。子供達の仲は、ある大きな事件をきっかけにして終わりを告げる。それに伴って、母親達の関係も悪くなっていく・・・・

という感じで、最終的な到着地点がディズニーランドというアイデアが、不思議でうまいなぁと思っていました。

が、私は、売春シーンについて、ちゃんとした教育を受けていない女性で、お金の稼ぎ方を知らない女性が、自分の体を売るという、発想に繋がってしまったのは、ちょっと残念でした。別に、売春しなくたって、何かしらなの方法で金を稼げないのか!?そこは、作っている方の腕の見せ所?などなど。ケン・ローチの「I, Daniel Blake」に出てくる低所得者の女性も最終的に、体を売りますね、それはわかるけど、何か他の手はないのか?
など、など、
日本では5月公開


2018年3月27日火曜日

03.26.2018. Die Reise nach Lyon.

今日の映画 日本語訳「リヨンへの旅」、すっごい素敵でした。シャンタルアッカーマンばりの映画美学というか、この人知りませんでした。Claudia von Alemann. 女性の映画監督。最初の挨拶で今回は、デジタルになって初めての2K公開で、今までfilmが大変なことになっていたのを修復したそうです。コピーなし、ということ、プレミアであり、貴重な上映の機会に立ち会えたということ。

実は、私、この監督の夫でもあり映画監督のキューバ人Fernando Pérezさんに、2012年にキューバで会っています。ここでこういう風に勝手な観客としてつながりを持てることにすごく嬉しく思っています。2012年の4月にキューバの映画祭があって、その際に、山形映画祭つながりで1ヶ月程行ったのです。2011年の山形映画祭で、Fernando Pérez監督の映画を見て、涙し、そのあと、DVDを買って、また家で見て、涙したのを覚えています。その映画は、キューバに住む約6人ほどの人々の生活のドキュメンタリーでした。

この映画の話に戻ると、最初に読み上げられたこの映画に立ち会った技術者、カメラマン、援助者、音楽家、基金など、長い名前が並び、さらに私は一人で震えていました。

この作品1982年の作品で、ドイツ批評映画賞をとっていますね。
主人公の女性は、バイオリニストで、そのあと女優になった人だそうです。途中のシーンで彼女は自分の足音を録音して、それを聞くシーンなんかとても実験的でもあり、そして地味で静かな表現で美しさを感じました。最後の駅の待合室でのバイオリンは、とんでもなかったです。
主人公はほとんど彼女のみで、少しのナレーションと少しのセリフ、カフェの女主人、カフェでカードを楽しむ老人たち、そしてリヨンの8月の街並み。彼女は泣き、手紙を読み、何かを書き、アンティーク屋の女主人と出会い、機織りの職人に出会います。彼女は、リヨンの街を彷徨う、歴史家であり、すでに死んでしまった歴史に埋もれた誰かを探し歩いているんです。

監督は最後のトークで、当時の8月のリヨンはみんな旅行に行ってしまっていて、全然人がいなくて、そしてうらぶれた廃墟やそんな建物ばかりだったと語りました。古い井戸や坂道やほんのちょっと映る人々の感じも少なく、貴重な時間を見ました。
6月17日から22日までBundesplatz Kino Cafeで彼女の特集上映があるみたいです。
行きたいですね!


2018年3月24日土曜日

面白そうですね、月曜日Arsenalで。
https://www.youtube.com/watch?v=35Gdri1TKmM

2018年3月21日水曜日

oboeru

最近「やり遂げる」とはどういうことかをポーランド語で習いました。
そのポーランド人が言うには、

「やり遂げる」と同じ意味で、「人は、人を去る」と、使うようです。

彼女の説明では、「誰かを去る時は、人はどこかに向かわなければいけない理由があるでしょ?それはやり遂げないといけない理由を指す」言いました。

私、
「なるほど!そういう解釈もあるのか!!!!」

です。


2018年2月24日土曜日

"In den Gängen" コンペティションプレミア

"In den Gängen" コンペティションプレミア行って参りました。
贅沢にも一番前の席に行かせて頂きました。
すごい迫力でした!!!!
もちろんプレミアですので、何も情報なしです。
ただ、その状況だけ報告します。
今回は、本当に新しい携帯を買おうと思いました。
画像悪すぎる。



2018年2月19日月曜日

ベルリン映画祭全体のすごく大まかな、お勧め作品です。


ここにあげるのは、本当に奇跡みたいな作品です。

Forum
-Minatomachi
我々日本人の代表、ドキュメンタリー映画監督/想田さんの作品。
日本からはドキュメンタリー一本だけで、寂しいですね。


素晴らしドキュメンタリー。なんでこんなに自然にカメラを回せるんだ、想田監督。
ドキュメンタリープライズの候補にも選ばれているので、それも楽しみです。
224() 7時から、ベルリナーレパラストで発表を見ます。

-14 Apples.
長回しの奇跡。よかった~~。僕の好みです。

-Partisan
ベルリンの劇場Volksbühneの総演出家の25年のドキュメンタリー。壮絶や。
マジで泣きました。

-WALDHEIMS WALZER (THE WALDHEIM WALTZ) D: Ruth Beckermann | Austria, 2018, 93 min. | world premiere | documentary
ナチ大統領

●ショート
Short 2
音楽的

Short 3
- T.R.A.P Manque La Bance, (Argentinien, 16min)
突然中世の三人組がソードを持って現れる、途中ちょっとエロい映画。最後は、ロード
ムービーになるという意外な展開。すごいセンスであり、奇跡。

Short 4
- Des jeunes filles disparaissent, (France 16min)
すっごく繊細。

- And What Is the Summer Saying, (India, 23min)
まさかの超静かなインド!

僕の好みとしてはこれ。
Short 5
-Onde o Verao Vai, (Portugal, 20min)
5,6人の男女が湖に遊びに行くだけの映画。良い!

-While I Yet Live, (USA, 15min)
アメリカの片田舎のオバァちゃんのコミュニティーの映画。
めちゃかっこいい。

Panorama
これも奇跡的な詩のスイス映画でした。
シリーズものです。1本一時間。
-Shock waves First name
-Shock waves Diary of my Mind
サスペンス。殺人や事件に巻き込まれる被害者の心理が、超繊細に描かれる。

-Bixa Travesty
クエアフィルム。超パワーある!
僕は、今までこれほどのポジティブな癌映画、そしてクエアシンガーフィルムを見たことはなかった!これは絶対に見ないといけないと思う。

-Familienleben
ドイツの田舎に住む家族のドキュメンタリー。
セルフドキュメンタリーや家族モノが好きなら是非。

Generation
-Kissing Candice
この狂気と女の子の危なさの気配にはまる。アイルランド映画。すっごいよかった。

-Blue wind blows
日本人監督作品。僕はすごくこの人のいない感じで、子供が可愛くて好きでした。
お薦めです。

Kulinarisches Kino
-The game changes
多分この映画を見たら、みんなベジタリアンになると思う。特に男は。
その秘密を知りたければ、是非足を運んでください。

以上!!!!