2021年9月20日月曜日

 大事なことの上にこの大事なことがあって、そしてさらにこれが大事で

なんて、大事ランキングを考えていたりするのが、

一瞬の出来事や

目の前の状況で、その大事なことが目まぐるしく変わっていく

大事なことを理性的に考えていき、整理したりして、

そういうことをやっている自分が何か

とても人間臭く、

アーティストはそういう生き物ではないんじゃないか。

なんてことを考えたりしてみて、

自分がやっていることは、もうアートではなさそうな気になっていた。


ドキュメンタリーの世界に足を突っ込んで、

そしたら、ズボズボと、ドキュメンタリーや映像素材なんていうニッチな方向へと風と腕力で流されているようだ。

そんな一眼レフを触るのが好きなお父さんみたいに自分がなっていっているようで、

アートからは、遠くなっているなとふと気付くのでした。


今回の芥川賞受賞作品、石沢麻依著『貝に続く場所にて』

を読んでいる

高尚なものだ。と思った。

自分が震災|福島|ドイツに住んでいる自分

みたいなもの(鈴木は、2013年〜2018年までドイツに住んでいた)を重ねて

読みたくて読んでいる、

あのドイツの重厚な町にただひっそりと日本人が住んでいて、心細い感覚が自分にはあって、

芸術なんかよりも、

心細い自分の立場の方を心配する自分を日々感じていたな、あの頃、


夢遊病患者のように、そして、夢のように、夜、自分から抜け出した自分は、自分を上から見て、自分を心配していた

そのことと、震災のことが重なっているような、

これは自分にとっての感覚なんだけど、

ある|重なる

と思った





2021年9月10日金曜日

制作

現在、制作中の自作「福島形相日記」で山形国際ドキュメンタリー映画祭のラフカットに出ます。初めて、個人の自作が山形に選ばれてとても嬉しいです。色々なダメ出しや、これからのこと、撮影のこと、プランなど話して来たいと思っています。選んで頂いて本当に感謝です。今の自分には、今、助言をして頂ける人が必要だと強く感じているからです。https://www.yidff.jp/2021/program/21p3-0.html


10月11日(月)10:30-12:30 の上映になります。
自作「福島形相日記」(2019-)

内容:2013年ぐらいからこの場所から遠ざかっていた、空白の時間を埋めるために、2019年ぐらいから少しづつ、海沿いの福島を訪れる撮影を開始、プライベートで重要な人物に会えるかどうか|父親が住んでいる場所を訪れることが最初の目的であったが、いつしかその他の地域にも目が向くようになり、双葉・相馬・楢葉と訪れる その日々の記録です。

2021年9月5日日曜日

献灯使

「献灯使」 を読んでいる


献灯の意味が面白く、

火は不浄を焼き払うという意味から、社寺・神仏に灯明を奉納すること。

この役割を担う人のことを、献灯使 と呼んでいるのか?

造語であり、面白い

そして中身も、政治と未来とが融合した形の表現で

至極面白く、拝読中


写真美術館で、。

畠山直哉の写真を見た、東北の傷跡の変遷は、やはり興味深く

心に響いた


何か、書かないと やらないと 写し取らないと、

など思った