2019年5月25日土曜日

Avid Film Grains Davinci

Avidを開いて、使えるようになろうと見ていたわけですが、
やっぱりこれはプロ用の機材だなと思った

バーベルスベルクの時も、映画学校の編集学科でAvidしか使っちゃダメだった。

そして、DavinciやAvidの中で、
Film Grains というエフェクトを発見して、このエフェクトが、映画の最終段階で、Lookを作るために使われているものであることを考えた時に初めて、
牧野 貴さんのやっている表現の意味がわかったような気がした。

filmgrainは、撮影とポスプロを詰めて行った時に出てくるエフェクトの一つで、映画のlookというか質を作る時に必要なものだ。だから、マニアックすぎて、技術者(撮影/編集)をやっている人にしか、わからない。だから、彼の作品は映像好きにしかわからないようなところがある、そして昔ながらの映画産業を今でもやり続けるヨーロッパやアメリカで受けているのではないか、と。日本での一般受けはなんにしろ厳しいと思うけど。

そんなことを考えていたら、アートスクールで、こういう映像表現のプロフェッショナルの技術講座をやった方がいいと思った。かなりクオリティーの高い映像表現が現代アートの世界で流通している今日、こういう映像の技術をアーティストがただ知っているだけで、自分の表現の幅がだいぶ変わってくる。

何を言っているかって、Premiereなんかで読み込みで出てくるmov-fileやproressとかってファイルがあって、それは誰でも使えるファイルだと思うけど、

Avidを開くとわかるように、
Raw撮影をして、読み込みの際に、どんなカメラを使ったかそこで細かく読み込みさえ変わってくる、その後に、Lutをかけてどういう風にカラーグレーディングしていくか、どういうlookを作っていくかの方向性を考えていく、それが映像の質を高くするように思う。

撮影カメラも、SonyのNXらへんの中級機だけじゃなくて、
(テレビはSonyNXやゴープロなんかの素人用だけれど)
例えば、
映画のプロと変わらないARRIカメラ、SONY FS7, FS5, RED, Canon c300, c100あたりが使用できるような状況にいることで、質の向上につながってくると思う。
(是枝さんの「万引き家族」でARRIの35mmフィルムカメラを使っていることからわかるように)
ハリウッドやヨーロッパの映画業界と同レベル の機材を、武蔵美の3人ぐらいの学生の年間の学費を足せば買えるのだから、是非日本のアートスクールは買ってもらいたい、

これは機材の話で、
中身とはあまり関係がないけれども、関係がある、
これで、中身の内容が良いとsuperなことになってくると思うんだよね。
だから、僕はSony FS7 やAlexaMiniなんかでドキュメンタリーとか撮りたいと思っている。

それがやれたら楽しそうだ







2019年5月22日水曜日

White Rabbit

 Daryl WeinのWhite Rabbitを見た。


めっちゃハートフルな映画だった
等身大のパフォーマンスアーティストの韓国人のソフィーが主役
彼女は、街で偶然出会ったfuckingむかつくガーナ出身の黒人女性ヴィクトリアに淡い友達と恋の間の感情を持つようになる
路上では、自ら韓国人であることからその韓国人という存在について政治的に投げかける声明と言ったらいいのか、声を張り上げるパフォーマンスを行っている
彼女のピュアなうちからでてくる声と感情はまっすぐに出てきて、それが直接見る方に伝わる
ピュアっていうか、泣きたい時泣いて、クソ野郎と言いたい時、言って、そんな素直な彼女はとっても明るく、楽しい性格で、この映画を見ていて僕は彼女のように素直にいたいと思ってしまった
アメリカ人的な物事をはっきり言う性質もあると思うけれど、

僕もはっきりと物事を素直に瞬時に言えるようにできるだけしていきたい
なんて、

いや、楽しくなる映画だった
考えてみたら、アメリカ映画でこういう風にアジア人女性、中国人じゃなくて韓国人が主役の映画で、こんなにフレッシュに見れたものは今までなかったような気がした
こういうのがこれからどんどん出てきそうな予感。。
昔はアメリカで撮られた映画にアジア人出てると不自然な感覚があったんだけど



2019年5月14日火曜日

TRAVELING ON ONE LEG REISENDE AUF EINEM BEIN

タイトル:
TRAVELING ON ONE LEG REISENDE AUF EINEM BEIN (VOYAGER SUR UNE JAMBE) 

監督:ALEXANDRU PETRU

かなり魔女ってる映画だった

久々にクリエィティブ見たことない、映画コラージュ系でヒットやで
これは文章かくのはそう簡単ではない


たまらんかった 

2019年5月11日土曜日

映画「おーい、大石」

映画「おーい、大石」を見た

この作品は、ぴあで2016年に入選した作品だ
見ることになった経緯としては、ゲーテインスティトュートでアンマールさんというシリア出身の監督が、日本で映画作りをしていて、そのプレゼンを見に行った際に、
この作品を制作した菊沢将憲監督にたまたまお会いし、お話をする機会を持ったためだ

さて、映画を拝見。
実は、この作品内に意味深に登場するホースをブンブンを頭の上で回し続ける少女は、
以前ベルリン映画祭の時に、取材させていただいた監督の一人、清原監督だった。
この清原さん演じるホースブンブン少女は、全くの意味不明であるが、空を飛べるような気にさせてくれる、つまり自由の象徴を意味するのか?と想像

それを思ったのは、まずこの映画の中心的な役割を果たすことになる、安倍政権の憲法9条の変更に関してのデモの声が、物語最初に響き、この現在のある分岐点としての日本を感じさせる一コマが挿入されていたからである。つまり、監督は、現在の日本の状況に閉塞感を感じている人の一人?

それと並行して、登場人物の大石と主人公が母親に対しての思い(母親が死んでしまった)を会話にしていくことで、彼らの個人史が語られていく。埋葬としての種を植える暗喩的なシーンも、監督の小技が聞いた演出だろう。

そして、大石と主人公との関係性=対話・亡くなって母への思い・吐き出すことができないそして解決できない思い は様々なメタファーで、語られていく。それがすごく詩的なのだ。

そのメタファーが、ブッラクジョークでなく、爽やかであることで、全くこの映画を見て鬱々とした気持ちになることはない。それは、監督の菊沢自信が実際に母親を亡くした経験があり、辛い過去を持っているからこそ、辛気臭さがない方向性になったのかもしれない?と勝手に想像。まぁ楽しく生きようよ!というある種の楽観性が、少しでもずれればアホらしくなってしまいそうな演出を甘酸っぱい、友人との青春の場面としての一瞬を作っているのかもしれなかった?

などと推測し、最後の手ぶれの言葉のない・言葉のある映像表現は、どこか私に郷愁を誘い、心地よくさせてくれたのだった。

いい映画だった





2019年5月9日木曜日

自分の性質として

自分の性質として、全然過激なこと言えない
し、キレのあること言えない、

ただ自分で感じたりしたことをちゃんと信じていきたい

だから、芸術大学が良いと思ったのかもしれないね
なんていうのを改めて、

いや、それは、今日ゲーテの会場で、藤原さんにお会いしてただの挨拶をする機会があったから、

別にそこで何を発するわけでもないけれど、
どんなことを書いているかは知っているから、僕にはどう話していいかわからなかった

それで、ついこんな書き方をしているんだと思う、
僕はここまでできない、

でも、国民である以上は、政治に興味を持って、自分の考えをちゃんと持つべきですね
そういうことをやりたいと思う、

今日の、シリア人監督のアンマール・アル=ベイクさんの映画も、感じるという映画だったと思う

彼は感受性豊かな、表現者/いやアーティストと言っていい、やはり。
ピュアな人だなぁ

https://www.goethe.de/ins/jp/ja/m/sta/tok/ver.cfm?fuseaction=events.detail&event_id=21547313








2019年5月8日水曜日

GW明け 東京、全然好きじゃない

GW明けで、速攻いろいろゆるくなっていて、
いろいろ失敗です、

今日はそんな大したことないところで、凹んだので、酒も控えて、静かにしてようと思った

面白い映画、というかなんか変なもの見たいな



というか、やはり東京、全然好きじゃない

ごめんね、東京の人

なんども前から思ってるけど、本当に好きじゃない
けど、お金のためにここに来たんだけど



2019年5月2日木曜日

頑張って仕事をしていきたい!絶対に

時々本当に思うけど、うちの親、頭とろけてる。

5年後に仕事辞めるんでしょ?

だって。

仕事辞めて、誰が面倒見てくれるの?

バカか。

これから頑張るしかないし、
何足引っ張る発言してんの

頑張れよ、ってなぜ言えない

本当に終わってるうちの教育

政治か

最近、政治が気になって仕方ない

というか、前からだったんだけど、どうやって知っていいのか、本当にわからなかった

それで、頑張って最近いろいろ調べたい、そしてこれからも

安倍政権が続投し続ける理由って、この政権が昭和的な保守的な雰囲気を帯びていて、以前のシステムに乗っかって生きている人々にとってはとても都合がいいのかもしれない、

投票している人達は、
マジョリティーの人達(大学を卒業して普通に就職して正社員になった人達)で、昭和的な働き方(頑張れ頑張れ、年功序列、正社員制度)に固執した、年収の高い人達(例えば年収600万円以上の人々を中心に)、なんだろうな、と想像、

そして、安倍政権に対して不満を持つ人達は、彼が富裕層と普通に働く層ばかりを見ていて、社会全体を見ていないことに腹が立っているのではないか、

社会には様々な低所得者がいて、その人たちにも恩恵があるような制度の作り方をしていない、例えば最低賃金が低い・ブラックな労働に対する対処・業務委託・派遣社員を見ていない

さて、令和になったことで、昭和の話をしている場合ではない、
平成を飛び越しているではないか、

90年代〜2019年まで、がある時代として歴史化し、もっと分析・論じられるための、区切りができたということでしょうか〜〜〜


その他
上野千鶴子さんの「おひとりさまの最期」を読みました。
うちの親も高齢化していて、これからどうなるのかな、老人ホームに入るのかな、とかいろいろ気になっていました。なので、自分にとっては、とても良い手がかり。
一人で死ぬ、なんて嘘で、ヘルパーさんに来てもらう、周りの家族が助ける、など、この本読んでいると、子供がいない本当のひとり身だって、なんとか自分の死をちゃんと迎えている。それから考えるとうちの親なんて、全然へっちゃら。これからちゃんと見守っていくし、そして、自分もこれからちゃんと稼いで、ちゃんと生きていかないと、と再確認です。

頑張るぞ!ということですね。