2018年6月30日土曜日

Ben Russellの映画とChristian Petzoldの編集マン

Ben Russellの映画を見ました。パフォーマンスつき


Black and White Trypps Number One (6:30, 16mm, B/W, silent, 2005)
Black and White Trypps Number Two (8:00, 16mm, B/W, silent, 2006)
Black and White Trypps Number Three (12:00, 35mm, color, sound, 2007)
Black and White Trypps Number Four (10:30, 16mm, B/W, sound, 2008)
Trypps #5 (Dubai) (3:00, 16mm, silent, 2008)
Trypps #6 (Malobi) (12:00, 16mm, 2009)
Trypps #7 (Badlands) (10:00, Super16mm, 2010)
River Rites (11:30, Super16mm, 2011)
+ Surprise
Black & White Gods (live film and sound performance)


Christian Petzoldの編集マンのBettina Böhlerさんの講義が今日はありました。

盛りだくさん。疲れた。

2018年6月28日木曜日

ユダヤ人のベルリンに移り住んだ人の映画

ユダヤ映画祭の審査に一票できる席をもらいました〜、また映画見放題です。

YOU LOOK SO GERMAN」というドキュメンタリー映画を見ました。
https://www.jfbb.de/de/filme/you-look-so-german

彼女は、ユダヤ人で、ベルリンのマーティングルピウスバウという美術館で監視の仕事をしていた際に、その近くのベルリンの壁の歴史博物館をいつも見るようになって、それから、旅行者にナチや壁の歴史・ユダヤ人の虐殺の歴史を語るガイドになったそうです。そこで壮絶な自分たちの歴史に立ち会った彼女は、このドキュメンタリーを作ることに決めます。ベルリンを舞台に、ユダヤ人が鉄道で輸送された痕跡を辿り、自分の家族にどうその歴史が引き継がれているのか示します、そしてイスラエルに住む友人の元を訪れます。現代的な、今でもまだまだ忘れることができないこと、です。

Q&Aで、
ある女性が、質問しました。壮絶な過去を持つ彼女がこのベルリンに移り住んで長いこと過ごして、家族を持って、どういう感情を現在持っているか?ということ。

答えは、「それが人生で、ただ起きたこと、私はここに二人の息子がいて、ここで生きている。」

そして、他の質問、
「You look German」はどういうことを考えてつけたタイトルですか?

答えは、「アイロニー」です。
かっこいいなと思いました。自分の言いたいことを言っていく。

いいですね。私の母もそう答えるでしょう。

日本人の友人・僕も含めてみんな日本へ帰って行きましたが、残る人だっている。

さて、明日も見に行きます。ドキュメンタリーです。何が待っているのか。
下は、右が招待してもらった、ペトラさん。日本コネクションの時に知り合って、最近ばったり再開し、とても素敵なキュレーターです。
左は、監督です。

2018年6月17日日曜日

Butai

舞台Theater X 見に行ってきました。
実は、Omer Fastのゴドーを待ちながらの撮影でエキストラとして参加して、そこで演じていた役者が、シリア出身の難民で、そこで知り合いになり、そこから、このTheater Xの存在を知ってずっと見に行こうと思っていたのですが、ついにやっとのことで見てきました。

二十代前半のドイツで生まれている、でも他の国からの移民である2世が、ドイツ語のラップで、イスラムや肌の色に関して、自分たちの両親が生まれた国について、歴史的な戦争などを軸にしたラップ。かっこよかったです。自虐なその演出が、

ほとんど観客はドイツ人の若い人たちだと思いますが、かなり受けていました。活気があって、また行ってみたいと思っています。




2018年6月8日金曜日

Cementery of splendor 2

叙事詩

a reflection by oneself.

色が代わる/変化する = 現実世界/他の世界 erhaben (ドイツ語)超越感覚

ミュージックビデオのよう

カットに切り替わりにはっきりとした意味がない

ポストコロニアリズム

アメリカ的なチープでcheesyなモチーフ/ユーモア

フィクションとドキュメンタリーがない➡︎ゴダール「They are」それらが映画
=過去のアピチャッポン映画のショーとしての映画/見せる 事を超えて、何が現実か信じられなくなる。
➡︎二人の死んでいる人が現実の中に紛れ込んでいる。映画中盤。

アイデンティティーの損傷が見える?

ライトは、すごくナチュラルに見えるライトを使っている。部屋の中はそんなに明るいわけない。

ショットは、肩ごしの顔のショットなどの説明的なものがない。引きが多い。






2018年6月6日水曜日

Cementery of splendor

アピチャッポンの「Cementery of splendor」を3回目ですね、見たの

実は僕は全然アピチャッポン見て、何のことやらと、ずっと思っていました。
人に言われて、いいよね、なんて答えていたわけですが、
実はあんまりピンときていなかった、というのが正直なところです。

実は結構そういうのあって、あれいいよねって言われた時に、う〜〜んとかって実はなっている自分がいたりする。

たまに、自分で全然わかってないんじゃないのか?という自問自答をしたりしています。


はいところで、
結構何本か彼の初期作品含めて見ています、


それで、
今回これを見ていたら、すごい高度なことやってるなってことに気づきました。いろいろリアリスティックでナチュラルで気づかないのか、ということ

カットの切り替わりの秒数も絶妙だし、切り方も気持ちいいし、カメラとその中にさりげなく入ってくる物語の構成が何よりすごく詩的で、モチーフのイメージがいいのかな・・・

これ何回も見てみる価値ありですね、
この絶妙な感じ・・・・学ぶところありです。

これはでも、彼がゲイだからか、なんて思ったり・・

ランボーとか全然関係ないけど、マッチョ野郎感が全然ない
僕はランボー何回見たかわからないぐらい見てます、ちなみに




2018年6月4日月曜日

2018年7月23日日本へ・映画

2018年7月23日日本へ帰ります。
今回の帰国は前回とは違って、まぁわりと本気の帰国を考えていますが、また機会があればドイツに来たい〜、ということも思っています。そうじゃないと面白くないですよね。
あと、1ヶ月と19日か。

映画のことを考えると、体制が大きくて、難しいなぁと思うんですが、今はそこに集中して、

でも今のプロジェクトが終わったら小さい自分のプロジェクトをやりたいです。
それまではやり抜くぞ
ですね

2018年6月2日土曜日

Anna May Wong



Anna May Wongは、20世紀始めにアメリカで活躍した女優です。その彼女の初期作品「Großstadtschmetterling. Ballade einer Liebe」を見ました。
この作品は、ベルリン出身の監督Richard Eichbergによって作られました。撮影された場所は、Paris, Nizza, Monte Carlo だそうです。すごいですね、この時代に劇映画撮るって今の時代と比べて100倍大変そうですよね。

そして、
1900年の始めにヨーロッパ・アメリカにアジア人がいたらどういう風に見られるんでしょう。今でこそ当たり前のアジア人の顔ですが、当時は絶対アジア人が通るたびに、不思議な顔で西洋人は見ていたのではないでしょうか。偏見や差別なども考えられますよね。
そこにはすごい興味がわきます。

Eichberg監督のAnnaとの3回目の映画「Der Weg zur Schande (1930) 」は、Annaの初めての音がついた映画です。その中でAnnaは様々な男役と役を演じました。そこでは、彼女は、ドイツ語とフランス語を話して、英語も含めた3言語のバージョンが作られたということです。

1929年に制作されたこの映画、その中で、出演者として唯一のアジア人女性が主役であり、すごく魅力を放っていました。

この映画上映は、ピアノ演奏とガラスや砂などを使って音を奏でる奏者の演奏が一緒になったライブコンサート上映というすごく贅沢な形でした。


さて、中身は、
見世物小屋の紹介役を務める Anna は、ある男につけ狙われて、殺人未遂の容疑にかけられそうになったりして、そこから逃げ出します。ある一人の優しい画家に出会い、しばらく素敵な時間を過ごしますが、突然その凶暴な男に居所を突き止められ、その男のせいで画家のお金を盗んだ容疑をかけられて、一人道バタで売り子をする日々。そんな中、その画家が描いたAnnaの絵画を買った大金持ちが、Annaの元へ訪れて彼女を保護する。その画家を未だに好きでいた彼女は、自分の疑いをいつか晴らしたいと思っている。その時が、社交界のダンスパーティにやってくる。

という素敵でロマンティックなドラマでした。

またタイミングあえば、他の映画もみたい〜