2018年7月16日月曜日

Tokyo Star

Nina Fischer & Maroan el SaniのTokyo Starを見ました。

この作品は、Ninaのドイツテレビ映画アカデミー(DFFB)の監督コースの卒業制作として制作された作品です。中島美嘉や他女の子たち、若い少年たちがアーティスト・歌手になることを夢見て、葛藤する姿がドキュメンタリーとして描かれていきます。

東京の街の持っているこの淡い夢に着目した、ある意味で、とてもロマンティックな作品でした。最後のシーン、トップ歌手になった中島美嘉とプロデューサーとの会話は、メディアを作り上げ操作をする方と、その上で動かされながらトップ歌手になってしまった中島の心境のギャップが垣間見えて、誰しもが10代の頃に夢見るかもしれない大きな力をこの映像は映し出していたように思います。突然すごくノスタルジックになりました。

日本人ではないこの二人が、オリエンタリズムのようなものとは別に、メディア・映像・映画に真っ向から向き合った形での映像・ある意味で瞬間を切り取るテレビ的とも言える作品で、とても感情移入しました。最後にこの作品を本人たちからDVDを借りて見ることができて、よかった。
http://www.fischerelsani.net/film/tokyo-star/

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