2018年3月31日土曜日

The Florida Project

Sean Baker監督の映画「The Florida Project」を見てきました。

今年のベルリン映画祭で、そういえば、ウィレム・デフォー特集が行われて、10本ぐらい彼が関わった映画が上映されていました、

彼のみがこの映画「The Florida Project」で一番有名な役者で、他は全然知らないというどうでもいい記事をそのあと読んで帰宅しました。

物語のくだりはこんな感じです、
若い母親の"ハーレイ"と娘は、安ホテルでその日暮らしの生活をしている。ウィレム・デフォーは管理人を演じている。このホテルに住む住人たちはみんな低所得者で、他にもハーレイと同じように子供を持つ母親が何人かいる。面白いのは、このホテルは、アパートとホテルの間みたいな設定になっていること。

彼女たちは、最初は楽しく日々を過ごしていて、子供達もやんちゃな母親達と同じように、ハチャメチャな遊びを繰り返している。カメラは、その子供達と数人の母親達を追うことによって、その場所の格差や廃墟になってしまったストリートの一角が描き出される。子供達の仲は、ある大きな事件をきっかけにして終わりを告げる。それに伴って、母親達の関係も悪くなっていく・・・・

という感じで、最終的な到着地点がディズニーランドというアイデアが、不思議でうまいなぁと思っていました。

が、私は、売春シーンについて、ちゃんとした教育を受けていない女性で、お金の稼ぎ方を知らない女性が、自分の体を売るという、発想に繋がってしまったのは、ちょっと残念でした。別に、売春しなくたって、何かしらなの方法で金を稼げないのか!?そこは、作っている方の腕の見せ所?などなど。ケン・ローチの「I, Daniel Blake」に出てくる低所得者の女性も最終的に、体を売りますね、それはわかるけど、何か他の手はないのか?
など、など、
日本では5月公開


2018年3月27日火曜日

03.26.2018. Die Reise nach Lyon.

今日の映画 日本語訳「リヨンへの旅」、すっごい素敵でした。シャンタルアッカーマンばりの映画美学というか、この人知りませんでした。Claudia von Alemann. 女性の映画監督。最初の挨拶で今回は、デジタルになって初めての2K公開で、今までfilmが大変なことになっていたのを修復したそうです。コピーなし、ということ、プレミアであり、貴重な上映の機会に立ち会えたということ。

実は、私、この監督の夫でもあり映画監督のキューバ人Fernando Pérezさんに、2012年にキューバで会っています。ここでこういう風に勝手な観客としてつながりを持てることにすごく嬉しく思っています。2012年の4月にキューバの映画祭があって、その際に、山形映画祭つながりで1ヶ月程行ったのです。2011年の山形映画祭で、Fernando Pérez監督の映画を見て、涙し、そのあと、DVDを買って、また家で見て、涙したのを覚えています。その映画は、キューバに住む約6人ほどの人々の生活のドキュメンタリーでした。

この映画の話に戻ると、最初に読み上げられたこの映画に立ち会った技術者、カメラマン、援助者、音楽家、基金など、長い名前が並び、さらに私は一人で震えていました。

この作品1982年の作品で、ドイツ批評映画賞をとっていますね。
主人公の女性は、バイオリニストで、そのあと女優になった人だそうです。途中のシーンで彼女は自分の足音を録音して、それを聞くシーンなんかとても実験的でもあり、そして地味で静かな表現で美しさを感じました。最後の駅の待合室でのバイオリンは、とんでもなかったです。
主人公はほとんど彼女のみで、少しのナレーションと少しのセリフ、カフェの女主人、カフェでカードを楽しむ老人たち、そしてリヨンの8月の街並み。彼女は泣き、手紙を読み、何かを書き、アンティーク屋の女主人と出会い、機織りの職人に出会います。彼女は、リヨンの街を彷徨う、歴史家であり、すでに死んでしまった歴史に埋もれた誰かを探し歩いているんです。

監督は最後のトークで、当時の8月のリヨンはみんな旅行に行ってしまっていて、全然人がいなくて、そしてうらぶれた廃墟やそんな建物ばかりだったと語りました。古い井戸や坂道やほんのちょっと映る人々の感じも少なく、貴重な時間を見ました。
6月17日から22日までBundesplatz Kino Cafeで彼女の特集上映があるみたいです。
行きたいですね!


2018年3月24日土曜日

面白そうですね、月曜日Arsenalで。
https://www.youtube.com/watch?v=35Gdri1TKmM

2018年3月21日水曜日

oboeru

最近「やり遂げる」とはどういうことかをポーランド語で習いました。
そのポーランド人が言うには、

「やり遂げる」と同じ意味で、「人は、人を去る」と、使うようです。

彼女の説明では、「誰かを去る時は、人はどこかに向かわなければいけない理由があるでしょ?それはやり遂げないといけない理由を指す」言いました。

私、
「なるほど!そういう解釈もあるのか!!!!」

です。